そもそも、何故鈑金塗装はあるの?
自動車の外装を新しく作る時
鉄を錆や腐食しないように処理して使います。
それを気候環境から守るために、塗装をします。
ついでに、塗装は美しいので、更に美しくして、可愛かったり、カッコよかったり、頼もしかったりする外観に仕上げて、愛車を楽しめるようにします。
のび太君は、毎日同じデザインの服を着ています。
だからこそ、いつも綺麗にしていますよね。
だから、そんな価値のある塗装を守るために、更にコーティングをします。
皆さんの愛車は、そんなのび太君の洋服と同じ、毎日身にまとうものなのです。
これが新車ですね。
逆から守られているものを書くと
三層目(表面):価値のある塗装を守るコーティング
二層目:鉄を錆や腐食から守る塗装(ついでに価値のある塗装へ)
一層目:土台の鉄
丁度このように、土台の鉄を守っています。
では、残念ながらそれを破損させてしまった時どうすれば良いか。
ですからまた逆から考えれば
コーティングをするか否かは、守るべき塗装に価値があるか否かを考えれば良い。
塗装をどうするかは、鉄を守ればいいのか、価値のある塗装にするのかを考えて、品質で選べば良い。
鈑金をするか、パテ整形するか否かは、そもそも鉄を守るという事を無視するか、鉄を守るかを考えて、パテ金と鈑金を選べば良い。
そもそも、鉄を守らずに、適当に塗装をして、コーティングする。
これが最も本末転倒の、お客様にとって良い物を売るのではなく、売れる物を売り、お客様もまたそれを買うという事に成るという事です。鉄を治すか、鉄を治さずに錆と腐食リスクを残したまま、今だけパッと見綺麗にするか。
お客様が判断します。
したがって、そもそも鈑金塗装とは、美観を回復するためではなく、耐久性と機能を回復する事を主とするものなのです。
パテ金
鈑金
鈑金塗装